レッスンデザインの構成例T 〜 レッスン全体 |
レッスンデザインをする際、ファシリテーションを意識して設計するとともに、講師間の差異を抑えたり、ノウハウを共有したり、レッスンの再利用を考慮したりといった点も重要になります。
レッスンに必要なフレームワークを整備し、それに従ってレッスンデザインをすることで授業設計の汎用性や生産性を高めることができます。
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ヘッダー |
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学習用コンテンツ |
テーマ(学習目標メタデータ)
ねらい(学習目標)
内容(概要)
主な機能(要約)
対象者、教材、学習環境
達成目標(成果目標、事実)
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作品サンプル
表現のレシピ(素材の演出,編集方法)
機能別操作方法(操作と手順)
作品提出シート(制作意図、振り返り)
達成評価(自己評価、相互評価)
学習アンケート
など |
進行表 |
素材 |
タイムスケジュール
目次、項目
学習オブジェクト一覧
講師の主なアクション
中心となる学習形式
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<生データ&メディア>
テキスト
画像(イラスト・写真)
動画、アニメーション
サウンド など |
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レッスンデザインの構成例U 〜 学習オブジェクトとプロセス(フレームワーク) |
実際の講座展開を意識して、教育内容と学ばせ方を定義し、カプセル化したものが、個々の学習オブジェクトになります。学習オブジェクトは、それぞれで学習目標や学ばせ方をもっており、講師はそれにしたがってレッスンを進めます。
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1. 導入 「オリエンテーション」 |
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テーマ・学習のねらいを伝える、学習用コンテンツ、素材データを配布する、達成目標(成果物)をイメージさせる、学習の流れを説明する
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2. 起動 「やってみせる」 |
基本操作の確認をする、表現や制作のレシピを解説する、機能と操作方法を説明する、アレンジの手本を示す
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3. 改造 「やらせてみる」 |
サンプルを選ばせる、思い思いに改造させる、机間巡視する、興味や発案を促す、個別にアドバイスを行う、全体に対しトピック的に機能説明をする
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4. 創作 「オリジナル作品制作」 |
学習のねらい・方針を再確認する、誰に何を創るのか目的を具体化させる、表現・発展への興味付けをする、制作状況、姿勢をモニタリングする、自由な発想・操作をフォローする、作品を吟味・洗練するように仕向ける
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5. 収穫 「まとめ」 |
作品制作終了時間を提示する、最終調整した作品を提出させる、成果物に対する自己評価をさせる、作品発表(&論評)を適宜行う、講座全体の振り返りを行う
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